JWTC&JATA 第12回勉強会

2019年7月4日(木) 参加者90名 懇親会48名

『トラベルを逆転させるベルトラ!オモロイ会社です』

ベルトラ株式会社 取締役 萬年 良子氏 講演

第12回JWTC×JATA合同勉強会は、ベルトラ株式会社取締役 萬年良子氏をお迎えして、『トラベルを逆転させるベルトラ』というタイトルでご講演をいただきました。

過去最多の90名のご参加者の前で、萬年氏の率直なお人柄が伝わるご講演は、笑いも有りのあっという間の1時間でした。

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ベルトラ株式会社は1991年にオンラインマーケティング会社として創業されました。ゴルフ予約システム(現:楽天GOLA)の運営を経て、現在では世界8ヵ国に事務所を立ち上げ、現地催行会社との直接契約を基本として150ヵ国5,000パートナーの13,481の現地体験型アクティビティを提供する会社に成長されました。

自由度の高い旅が求められている現在、世界のオンライン購入率は42%にのぼりますが、購入されているサービスの殆どは航空券と宿泊サービスで、旅ナカ商品はこれから大きな伸びが期待される商材です。旅行の目的が「モノ消費」から「コト消費」に変遷しつつある今、旅の醍醐味でもある旅ナカ商品のオンライン予約は現状まだ20%に留まっており、萬年取締役はそこに勝機があると見ていらっしゃいます。

最も印象的だった点は、「ベルトラがオモロイ5つの理由」の中で謳われている「社員が大事です」「サプライヤー命」という、社員とサプライヤーを大切にするという温かい企業風土です。

社員を「アイディアの宝庫」として尊重し、社員が能動的に動ける環境を作ることで、その思いがお客様に伝わるサイクルを構築されています。社員を大切にすることで「誰かの何かに貢献したい」という想いが社員に伝わり、社員もまたお客様を大切にするという一連の動きが、ベルトラという会社をオンラインで商品販売を行なう他の企業との差別化に繋げています。

また、旅を彩るサプライヤー(パートナー)に直接お客様の声を伝え、商品改善に繋げることで信頼関係を築くという姿勢が13,000を超える掲載商品の一つ一つに表現されており、また現地ツアーガイドに光を当てたいという熱い思いが、ガイドから旅を選ぶ「コロリエ」といった新たなサービスを生み出していることなど、ベルトラを単なる商品プラットフォームを提供するOTA企業ではない特別な存在にしている所以だと感じました。

「人生を豊かに彩ることをもっとやっていきたい」「関わる会社の人たちとともに成長してオモロイことをやっていきたい」、そんな萬年取締役の熱いお気持ちが隠し立てすることもなくストレートに伝わるご講演でした。

参考)「コロリエ」https://colorier.veltra.com/ja/

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