JWTC勉強会レポート日時:2022年4月18日(月)19:00~20:00 |
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初めてJWTC勉強会にオンラインで参加させていただきました。 講演冒頭のスライドでちらっと『棚貸しと正月の餅つき』というフレーズが見えたのですが、どういうお話をされるのか全く想像がつかないまま、原様のお話を拝聴していきました。お話のキーワードを抜粋し、僭越ではありますが、そして一部ではありますが、私自身の意見や感想も述べさせていただきます。 ■OTA・旅行会社それぞれの強み・弱み ネットに置き換えられない旅行会社の機能、価値 ★私自身、中小ランドオペレーター会社で手配旅行の手配を行っていることもあり、常に自社の強みや価値はどこにあるのだろうかと考えています。お客様の要望を英語にして現地に伝えることは、もはや自動翻訳でもできることかもしれませんが、日本人が求めているきめ細かなリクエストのニュアンスを、文化や常識が異なる海外の手配会社やサプライヤーに少しの誤解なく伝えること、これはネットやOTAでは決して出来ないことだと思っています。 ■コロナで大手旅行会社は変貌 負の部分(赤字部門)をそぎ落とし、ホールセールスからDPへ 脱旅行業を遂げる会社が続出、ソリューション事業(旅行はひとつの手段) ■ 旅を作るのは中小の仕事 高付加価値のツアーのキャンセル料は約款を上回る 日本の良い観光素材は外国人に占領されてしまった ★観光素材を見つけることは国内外ともに非常に難しいことだと常に感じています。 現地に長く住んでいる人はその価値になかなか気づかなかったり、観光客の国籍や年齢など属性によっても価値の受け取り方は異なってきたりすると思います。旅行会社の視点で見つけようとするから難しくなるのか、だからこそ人気インスタグラマーの需要があるのか・・・。 ■ 中小のコロナとの勝負はこれから 当面は経費が出るのが先、収入は3~6か月後 雇調金特例延長の可能性 ★弊社も社員は計画休業を余儀なくされ、副業と本業の狭間で、皆、モチベーションを保つのがやっとという印象があります。ビジネス回復後の人材不足は目に見えているので、今のうちにシステム含め業務改善を進めたいのですが、稼働が限定されているため、やりたいこととできること、この狭間でもがいています・・・。 (中小旅行会社の現場の悩みを吐かせていただきました!!) お話の最後に、お題目の「解説」がありました。 リテール販売=『棚貸し』。パッケージツアー販売のみ(販売ノウハウは要らない)。 高付加価値をつけた手配型旅行=『正月の餅つき』(もち米込み)。価値あるどこかのもち米で餅を作り、名前をつけてそれをオンリーワン商品として販売できる。・・・と解釈しました。 改めて、旅行業界の「潮流」を興味深く学ぶことができ、大変勉強になりました。 ありがとうございました。(473)
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